Q&A
■橋にはどんな種類があるの?
私たちが生活している中で普段は何も意識せずに使用している「橋」。いつも通っている橋がどうしてその形であるかを気にしたことはありますか? 日本は国土の約7割を山が占めており、必然的に多くの川が流れています。そのため、どこかへ出かけようとするとどこかしらで橋を目にする機会が多いのではないでしょうか? 一口に橋といっても「どのような大きさがいいのか」「どのような地形なのか」「どのような気象なのか」などの様々な条件を踏まえて、架設する橋の形式を決定します。ここでは、一般的な橋の形式を紹介します。
桁橋
とても古くからあり、もっとも一般的な形式です。橋を渡したい場所に支える台(橋台・橋脚)を作り、その台の上に桁を架ける方法です。桁の支持方法・断面の種類・材料の種類などを組み合わせて、架設場所にもっとも条件の合う桁を製作します。支間が長くなってしまうような条件には向いておらず、50m以下の支間長のものがほとんどです。なんと、国道に架かる橋の80%以上は桁橋であるそうです。